オンライン・ハンドブック「日本の宗教」
Religion-in-Japan


(日本の宗教)は、仏教と神道という日本の二大宗教に関する基本的な情報をその伝統的および近代以降の現象形態で提供するオンラインの案内書である。それは日本学・宗教学の学生や日本文化に興味をもつすべての人のための入門として位置づけられる。このオンライン・ハンドブックは、主題ごとに7つの小グループ(「章」)から構成されており、全部でおよそ75のメインページをもっている。メインページの構成自体は全体として変わることはないが、注解のページ(サイドページ)は常に増え続け、短いテキストの引用から写真ギャラリー、特殊テーマの詳細な解説にまで及んでいる。メインページはある種の骨組みのようなもので、そこに組み込まれたサイドページが入門的なものから専門的な解説に至まで追加情報を提供している。このハンドブックに含まれる漢語や日本語の術語の注解、サンスクリット語の注解、年表、概要図は利便性が高く、関連サイトへのリンクや文献リストがさらなる情報源や研究・学習の可能性を広げてくれる。

オンライン・ハンドブック「日本の宗教」は、ドイツ語圏では2006年以降宗教関連のトピックで最も利用されているウェブリソースの一つである。

カミグラフィー


大学での講義のためにウィキ・ウェブにもとづくデータベース・プロジェクトが実験的に始められたのは2007年のことであった。それが2012年には「カミグラフィー」というウィキ・プロジェクトにまとめられた。テーマはオンライン・ハンドブック「日本の宗教」と類似しているが、提供される情報は専門化しており、それは研究をさらに進めるための基礎資料として利用することができる。日本語資料の数もはるかに多い。データベースのテキスト本文は主に学生が作成し、プロジェクトリーダーがそれを編集・整理している。

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